清沢満之浄土真宗の学者。絶対者(阿弥陀佛)に帰依する立場であり、西洋の無神論とは関係無い。 世俗の価値観(俗諦)よりも真の価値観(真諦)を優先する、という考えを徹底した。 道徳・善悪の区別は俗諦であり、忠君も勤皇も仮のものであり、信仰心より低い位置を与え、天皇を神格化、絶対化することは認めなかった。 大逆事件よりも前に没したが、弟子はその精神を継承しなかった。 同じ浄土真宗の僧侶、高木顕明は信心に徹した結果、炭鉱労働者の生活に関心を持ち大逆事件に連座することとなったが、これは満之の「精神主義」を体現したといえる。 ジャンル別一覧
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